
時事評論:リスクの窓口 (5)
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「保険」という言葉、あるいは記号の意味するところの理解や解釈は触れる人それぞれにあります。まさに「郡盲象を評す」といった状態です。
ただ、本来のことわざでの意味は「的を得ていない、間違った答え」ですが、ここでは何が正しい、あるいは誤っている、という事ではありません。
つまり「私達が触っている象というものは何者であるのか?」という検討です。
私達の考えでは、象(保険)には明らかに様々な種類があります。
それらは私達が解説するよりも、弊社を通じてお客様が要求していることを列挙した方が判りやすいかもしれません。
1.とにかく保険料に関わる経費を圧縮して欲しい2.保険料を製造原価に入れているので、保険会社に関係なく最も安くてカバー内容の良いものを選択して欲しい
3.営業活動において、ニッチ(独自の)なリスクをカバーしてくれる保険が買えなかった経験があり、これを調達して欲しい
4.異なったリスクをカバーするに多数の証券があり、内容が良く分からないので一本化して、従来免責とされたカバーを補償できるようにならないか
5.新しい土木施工技術を開発したが、発注者が保証を求めているので、保証保険を用意して欲しい
6.民間向の建築工事の履行保証を用意して欲しい
7.工事保険の10年間の瑕疵担保保証を用意して欲しい
8.住宅用地盤に地震保証を付け販売したいので用意して欲しい
9.ロスの専門窓口サービスをして欲しい
10.自社代理店を有しているが、調達能力に不足が顕著なので、自社案件は全て引き取ってコントロールして欲しい
11.国際的なイベント、地域街づくり振興のリスク管理を一任したい
このように、「象」にはいろいろな形があるように、いろいろ求められている象がいるように思われます。
では、私達がお客様より求められて、今接している象の形とは。
私達の接する象(保険)に対しての最新の理解は、まさに補償制度としての保険から保証制度としての保険であることが重要だ、というところです。
大企業が特に行ってきた保証制度を中小企業でも少ないコストで構築出来る。その需要が極めて高まってきています。
リーマンショック以降、大企業が下請けとしての中小を排除、切り捨てを行ってきたことに対する新しい動きだとも考えられます。
(葛石晋三)2010/11/12
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